こんにちは、あらいぐまです。
本好きのための年に一度のお祭りである「本屋大賞」。
4/10に2024年の受賞作品が発表されました!
以前予想した個人的なランキングの予想は、はたして当たっているのか。
本屋大賞の結果と個人的な予想をあわせて紹介していきます。
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2024年本屋大賞の結果!
2024年本屋大賞の結果は、こちらです。
1位:「成瀬は天下を取りにいく」宮島未奈
2位:「水車小屋のネネ」津村記久子
3位:「存在のすべてを」塩田武士
4位:「スピノザの診察室」夏川草介
5位:「レーエンデ国物語」多崎礼
6位:「黄色い家」川上未映子
7位:「リカバリー・カバヒコ」青山美智子
8位:「星を編む」凪良ゆう
9位:「放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件」知念実希人
10位:「君が手にするはずだった黄金について」小川哲
「成瀬は天下を取りにいく」が1位を受賞!
発売当時から、SNSでも話題になっていた注目の本でした。
本屋大賞でも天下を取りにいき、見事天下を取ったということですね!
「成瀬は天下を取りにいく」は、新しいことにチャレンジする勇気をくれる物語。
読了後は、「何かやってみよう!」と前向きになれるはずです。
主人公である成瀬のキャラも良い味を出しています!
2024年本屋大賞の予想
ここからは、私が1位~5位を予想したランキングを紹介します。
1位:「スピノザの診察室」夏川草介
現役医師の作者が描く終末医療の現場。
死とは何か、幸せとは何かを考えさせられる物語。
死に近づいていく患者の想い、主人公である医師の想い・・・
もし自分の大切な人が死と向き合っていたら?
自分は何ができるのだろうか・・・
普段考えることもない「死」について考えるきっかけになった小説です。
2位:「リカバリー・カバヒコ」青山美智子
本屋大賞常連の青山美智子さん。
悩んでいる人の心に刺さる小説です。
一番心に残ったのは、この言葉です。
不安っていうのは、まだ起きていないこととか、他人に対して抱くものだろ。
それを思い描けるっていうのは、想像力がある証拠。
(中略)
心遣いも思いやりも、すべて想像力だからね。
不安がりなあなたは、きっと優しい人だと思うよ。
青山美智子「リカバリー・カバヒコ」株式会社光文社 p121~122
私も心配性で、様々な心配が頭に浮かんできます。
会社を有給で休んだ時、「私が休んでいる時に、トラブルが起きたらどうしよう。ちゃんと業務の引継ぎできてるよね・・・・」と悩んでしまいます。
不安がりな人=想像力がある優しい人
この言葉に勇気をもらえました!
3位:「成瀬は天下を取りにいく」宮島未奈
やりたいことにチャレンジする勇気をくれる物語。
「やってみないと分からないこともあるからな」
成瀬はそれで構わないと思っている。
たくさん種をまいて、ひとつでも花が咲けばいい。
花が咲かなかったとしても、挑戦した経験はすべて肥やしになる。
宮島未奈「成瀬は天下を取りにいく」株式会社新潮社 p187
自分のやりたいこと探しのため、たくさん種をまく。
この言葉が印象に残っています。
読了後は、前向きな気持ちになれます。
4位:「存在のすべてを」塩田武士
30年前に起きた二児同時誘拐事件から物語は始まります。
誘拐事件の描写はハラハラ・ドキドキして読む手が止まりませんでした。
そして、この事件最大の謎である「なぜ誘拐された子供が4年後に戻ってきたのか」。
真実が徐々に語られ、読者は衝撃の真実を目の当たりにします。
深夜にボロ泣きしました・・・
5位:「黄色い家」川上未映子
生きていくために金のことを考えざるを得なかった少女。
助けてくれる人、騙す人、盗む人。
金をめぐる不安と人間の温かさが深く深く表現されています。
黄色の金運に頼り、幸せになりたかっただけなのに・・・
「普通に暮らす」の「普通」とは何かを考えさせられます。
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