こんにちは、あらいぐまです。
今回は、夕木春央さんの「十戒」を読みました。
夕木春央さんといえば、2022年に発売された「方舟」の衝撃が忘れられません。
読む前からハードルがめちゃくちゃ上がってました
前作「方舟」のおかげで、ハードルが上がった「十戒」ですが、見事に衝撃を受けました。
特にラストの衝撃は、恐ろしくて背筋が冷たくなりました・・・
ただ、1点注意点があります。
前作の「方舟」を読んでから、「十戒」を読んでください!
その方が楽しめるはずです!!
前作の「方舟」同様、ネタバレしてしまうと面白さが激減してしまうので、ネタバレなしで読むことをオススメします!
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あらすじ
殺人犯を見つけてはならない。
それが、わたしたちに課された戒律だった。
浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。
島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。
島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていた。講談社BOOK倶楽部HP
“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”。
犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まったーー。
登場人物
里英:浪人生。受験の息抜きのため、父とともに「枝内島」を訪れる。
大室:里英の父。兄である修造が亡くなったため、修造が所有していた「枝内島」を受け継ぐ。
修造:「枝内島」を所有していた。交通事故で亡くなる。
沢村:日陽観光開発の社員。「枝内島」リゾート開発のため、島の視察を提案。30代男性。
綾川:日陽観光開発の研修社員。若い女性。
草下:草下工務店の社長。50代男性。
野村:草下工務店の社員、40代女性。
藤原:羽瀬蔵不動産の社員。30代男性。
小山内:羽瀬蔵不動産の社員。40代男性。
矢野口:叔父の友人。叔父と同年代の男性。
十戒 殺人犯を探してはいけない
前作の「方舟」では、1人犠牲にしなければ全員生き残れないという特殊条件下でのミステリーでした。
「十戒」では、犯人が課したルールにより、犯人を探してはいけないという特殊条件下でのミステリーです。
枝内島を訪れた9名は、大量の爆弾を発見します。
その翌日、ある人物が殺害され、犯人から10個のルールが伝えられます。
10個のルールを要約すると、以下の通りです。
1.三日間は島の外に出てはいけない。
2.島の状況を外部に伝えてはいけない。もちろん、警察にも通報してはいけない。
3.迎えの船を三日後に延期し、家族など親しい人に帰宅が延期になった旨を連絡すること。
4.スマホは回収。必要があれば全員の合意の下、使用すること。
5.島外との連絡は、全員の監視の下に行うこと。
6.複数人が30分以上同席してはいけない。30分ごとに最低5分は一人になること。
7.カメラ・レコーダーを使用してはいけない。
8.寝室は一人一部屋。
9.島からの脱出および指示の無効化を試みてはいけない。
10.殺人犯を探してはいけない。
以上のことが守られなかった場合、島中にある爆弾の起爆装置を作動させる。
犯人のルールに従わないと、爆弾が爆発し全員死んでしまう。
犯人は「神」のような存在になったわけです。
神からの10個のルール。
つまり「十戒」です。
この「十戒」で特殊条件が生まれるわけです!
普通のミステリー小説であれば、登場人物たちが犯人を探そうとします。
死因の確認だったり、アリバイの確認だったり・・・
「十戒」では、普通のミステリー小説で行われる捜査が一切できません。
犯人の機嫌を損なわないように気を遣う人たち。
こんなミステリー小説読んだことない・・・
衝撃的なラスト
物語のラスト、ある事実が明かされることで背筋が凍ります。
ラストがすごいんだろうな・・・
と身構えて読み進めていましたが、ラストの衝撃は予想できなかったです・・・
犯人の正体が明かされたとき、怖すぎました。
「方舟」を読んで衝撃を受けた方、必ずもう一度衝撃を受けます。
最後のページの衝撃が忘れられないです。
ある人物に課された戒律。
その戒律は一生背負っていかなければいけない、絶対に守らなければいけない戒律。
その戒律からは絶対に逃れられない。
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