【感想・名言】全力で何かにぶつかることの意味【青天 若林正恭】

青天 ネタバレ
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こんにちは。

あらいぐまです。

今回は、若林正恭さんの「青天」を読みました。

私は、オードリーのラジオが好きで6年くらい毎週聴き続けています。

若林さんはエッセイも3作品出版されていて、どれもグッとくる言葉・考えが多かったです。

ラジオを聴いたり、エッセイを読んだりして感じるのが「視野広くいろいろなことを考えているな・・・」ということ。

私たちが日常の風景だと思って通りすぎてしまうものが、若林さんの頭の中では全然違った景色が見えているんです。

あらいぐま

こんなにいろいろ考えてるの!?

そんな若林さんの初小説「青天」

読んだ結果、めちゃくちゃ面白かったです!

何かを全力でやり切る姿に胸を打たれました・・・

感想・心に刺さった言葉を紹介していこうと思います。

目次

アメフト知らなくても大丈夫?

「青天」は、高校のアメフト部を舞台にした小説です。

私のアメフトの知識は、学生時代に読んだアメフト漫画「アイシールド21」での知識程度。

そのため、読む前は楽しめるかどうか不安に思っていました。

あらいぐま

アメフト詳しくないけど、楽しめるかな・・・

読み終わった結果、アメフトを知らない人でも問題なく楽しめます!

むしろ知らなかった世界を知ることができる機会になるのかなと思います。

なので、スマホを手にして調べながら読むことをオススメします。

私もスマホで調べながら読み進め、検索履歴がアメフト用語でいっぱいになりました!

心に刺さった言葉

名言

「青天」を読んで心に刺さった名言を紹介していきます!

不安な夜

明日何をすればいいか明確な時、人は良く眠れるのかもしれない。

若林正恭「青天」株式会社文藝春秋 p214

当たり前のことなんですけど、不安なことがあると眠れませんよね。

主人公のアリは、そんな当たり前のことに気づかされます。

不安がなくなったのは、アメフトの練習を全力でやり切ったから。

そして、自分に自信が出てきたから。

それは、以前までは無かった感覚でした。

アリの成長が表現されている言葉であり印象に残っています。

自分に自信を持つこと

こんなクソ凡庸な運動神経でよくここまでがんばったよ。

マジでめっちゃがんばった。

基本、自信が持てない俺という塊の欠けた部分に、練習の時間と大きくなった筋肉が虫歯の詰め物みてぇに埋められている。

自分のことが好きってこんな感じなのかな。

今まであらゆることで感じたことがなかったけど、これが自信ってやつなんだろうか。

若林正恭「青天」株式会社文藝春秋 p217

まず「虫歯の詰め物みてぇに」という表現が良いですよね。

高校生らしい表現って感じです。

「青天」は、【全力で何かをやり切ること】がテーマだと思っています。

アメフトの部活のことですが、仕事も同じことだと思います。

やるべき仕事をサボると一時的には楽になりますが、何となく不安になったり、罪悪感を感じたり、自分に自信がなくなってきます。

しかし、やるべきことを全力でやると、罪悪感を感じることなく終わった後に達成感を味わうことができ、自信が持てるようになります。

あらいぐま

私は普段の仕事をそこまでの想いでやっているのか・・・

目の前の仕事を全力でやり切ること、それが自信をつけるうえで大事なことなんだと思います。

結果がすべてなのか

運んだら何かになることばかり社会も学校も勧めるわよね。

でも、例えば、大学受験の勉強をしている最中に死んでしまったら、その勉強は無意味だったのか?

もし、無意味だと言う人がいたら、その人はきっと結果の住人よね?

でも、もし、(中略)主体的にその人が勉強をするんだと決めてやっていたら、ごめんね、物語の結末を言うわね、その人のことを幸せな人だと思わねばならなぬ、とカミュは言うのよ。

若林正恭「青天」株式会社文藝春秋 p290

「青天」で印象に残っているのは、倫理教師の岩崎先生との会話です。

その中でもシーシュポスの神話の話が心に刺さりました。

シーシュポスの神話

ギリシャ神話に登場する英雄シーシュポス。

神々から反感を買ったシーシュポスは、地獄で罰を受けます。

その罰とは、休みなく岩をころがして、ある山の頂まで運び上げるというもの。

岩がひとたび山頂にまで達すると、それ自体の重さでいつもころがり落ちてしまうのであった。

そしてシーシュポスはまた岩を転がして山頂を目指す・・・

結果的に転がり落ちてしまう岩を頂上まで運ぶ意味はあるのか。

そんなことを問う哲学的な物語です。

岩崎先生は、この哲学的な問いをアリが悩んでいることの答えとして提示します。

ほぼ負けが分かっている試合に全力で挑むことの意味はあるのか?

自分がやる意味があると思っているのであれば、外野がどう言おうが自分にとって意味あること。

何事も効率を追い求める社会。

手っ取り早く何かを得たい、意味があることをしたい、過程なんかどうでもいい結果がすべて。

本当にそれは自分にとって意味あるものになるのでしょうか。

自分の中の思い出を振り返ると、手っ取り早く何かを得たり、サボって得たものって思い出に残ってないですし、自分の力になっていないと思うんです。

苦労して、努力して得た何かの方が強く思い出に残り、自分の土台になっていると感じます。

学生時代打ち込んだ部活、サボらず頑張った受験勉強、やり切った仕事・・・

効率・結果ではなく、過程こそ自分の自信のもとになる土台作りに必要なのだと思います。

あらいぐま

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この記事を書いた人

はじめまして。
あらいぐまと申します。
読書とソロキャンプが趣味の28歳の会社員。
ミステリ小説多めです。
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