こんにちは、あらいぐまです。
今回は、辻村深月さんの「かがみの孤城」を紹介します!
この「かがみの孤城」は、2018年の本屋大賞受賞の人気小説です。
4年前に一度読んだのですが、アニメ映画化するという情報を得て、再読しました。
いつかは、映像化するだろうとワクワクしながら待っていましたが、アニメ映画とは!
あの世界観をアニメで観ることができるなんて!めちゃくちゃ楽しみです!!
制作は、アニメ好きなら知らない人はいない「A-1 Picture」。
期待しかありません!
「かがみの孤城」は、辻村深月さんの本の中で一番好きな本であり、一番号泣した小説でもあります。
辻村深月さんの小説は、どれも心理描写が丁寧で心の琴線に触れまくります・・・
\辻村深月さんのオススメ小説!!/
「学校」という世界で闘う子ども達
この小説は、「学校」という世界で必死に闘う子ども達の物語です。
子どもの頃、皆さんも大なり小なり闘っていたのではないでしょうか。
子どもの頃は「家」か「学校」しか居場所がありませんでした。
その「学校」で嫌われたら終わりだと思って、クラスの中で強い人に対して気を遣って闘っていました。
帰宅途中に、その強い奴がいると、からかわれるのが嫌で遠回りして帰ったこともあります。
クラス内でヒエラルキーが上にいる人の顔色をうかがって過ごしてました・・・
今思い返すと、「学校」なんて小さな狭い世界です。
ですが、あの頃はそれが全てでした。
強い奴に嫌われたらどうしよう、いじめられたら、、、
大人にはたくさんの選択肢があります。
しかし、子どもには選択肢が限られています。
それに、中学までは義務教育だから簡単に逃げることもできない。
そして、みんなそんな世界で闘っていました。
あの頃の闘っていた自分に再会した小説です。
2回目でも号泣
4年前は、夜中にこの本のラストを読んで号泣しました。
そして、2回目読んでもまた号泣。
あのラストは分かってても号泣してしまいます・・・
今まで読んだ小説で一番泣きました・・・
途中の喜多嶋先生のこの言葉でも泣きました。
「だって、こころちゃんは毎日、闘っているでしょう?」
辻村深月「かがみの孤城」株式会社ポプラ社 p211
喜多嶋先生・・・・!!
映画でももちろん泣きました・・・
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