こんにちは、あらいぐまです。
今回は、東野圭吾さんの「透明な螺旋」を読みました。
この本、ガリレオシリーズの第10弾であり、前作の「沈黙のパレード」発売から約3年である2021年9月3日に発売されました。
待望の新刊です!!
↓こちらの紹介動画見た時、テンション上がりまくりました!
待ちに待った発売日である9/3金曜、会社終わりに急いで買いに行きました。
緊急事態宣言の影響で、本屋が20時に閉店してしまうので・・・
そして、家に帰って読み始めると、読む手が進む進む!
スラスラ読ませる文章と先が気になる展開で、あっという間に読んでしまいました。
母と子の物語
この物語のテーマは一言で言うと「母と子の物語」だと思います。
母親が自分の赤ちゃんを児童養護施設の前に置いていくシーンがあり、このことが物語に深く関わってきます。
また、湯川教授も自分の母親の介護を手伝うために、実家に帰っています。
母親が子を思う気持ち、子に何もしてあげられなかった後悔、子が母親を思う気持ち・・・
物語を読み進めていく中で、そういった母と子の思いに触れるシーンが多く登場します。
特に、赤ちゃんを養護施設の前に置いていった母親には、想像を絶する後悔や罪悪感があるのだろうなと感じました。
自分でわが子を育てたいのに、経済的な理由で育てられず手放すしか選択肢がない母親・・・
そんな母親の心情が細かくリアルに描かれていました。
ガリレオシリーズではないですが、東野圭吾さんの加賀恭一郎シリーズ「麒麟の翼」では、父から子に対する思いが物語の根底にあります。
家族同士の想いという点では、共通しているなと感じました。
タイトルの意味
「透明な螺旋」このタイトルの意味は、読んだ後に納得できました。
「螺旋」・・・DNAのこと? (二重螺旋構造)
「透明な」・・・はっきりしないこと?
はっきりしないDNA→「血縁関係がはっきりしない」ということではないでしょうか。
ネタバレになってしまうので、詳しく書くことはできないですが、「血縁関係がはっきりしない」という事が、ある人物に深く関わってくるのです。
タイトルの意味を納得した時、「タイトルのつけ方うますぎるな・・・」と浸ってしまいました。
読み終えた人であれば、共感してくれると思います!!
懐かしいガリレオシリーズ
シリーズ10作目となった「透明な螺旋」を読んで、懐かしい気分になりました。
私が、初めてガリレオシリーズを知ったのは、福山雅治さん主演のドラマでした。
私が中学生だったと記憶しているので、10年以上前になりますかね。
当時好きだった女の子がガリレオを観ていて、翌日学校で感想を話すのが楽しみでした。
いや~懐かしい(笑)
ガリレオのおかげで、その人と話すきっかけが作れました。ありがとうガリレオ。
あの時は、学校行くの楽しかったですね・・・
そんなこんなで、ドラマから物語に入ったので、小説を読むとドラマのキャストで脳内再生されるようになりました。
この「透明な螺旋」も福山雅治さんと柴咲コウさん、北村一輝さんを脳内で出演させて、映画を再生しているかのような感覚でした。
最初にドラマや映画など映像から入った後に小説を読むと、映像に引っ張られますよね。
小説から映像だと「思ってたのと違うな・・・」っていう事が多々ありますけど、最初に映像から入れば、その乖離はなくなります。
小説から物語を想像して、映像を観て想像との差異を楽しむっていう事もできます。
つまり、映像・小説どちらから入っても楽しめるってことです!
そういえば、ガリレオシリーズ9作目「沈黙のパレード」が映画化されるそうですね。
自分で想像した世界との差異を早く確認したいですね!今から楽しみです。
さて、今回は東野圭吾さんの「透明な螺旋」を読みました。
前作の映画化も発表されているガリレオシリーズ、まだまだ続編が出てきそうなので、また楽しみに待ちたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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