思い込みでイライラしていませんか?【敵意帰属バイアス】

敵意帰属バイアス 心理学
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こんにちは、あらいぐまです。

みなさんは「敵意帰属バイアス」という言葉を知っているでしょうか。

敵意帰属バイアス:相手の言動が自分への敵意によるものだと認識する心理学用語

この言葉を知ったのは、大学生の頃に取った心理学の授業でした。

印象に残っている言葉で、今でもよく思い出します。

日常でイライラしてしまう時、実はこの「敵意帰属バイアス」が原因の可能性があります。

目次

「あおり運転」の原因

「敵意帰属バイアス」は、相手についての情報が少ない時に感じやすいです。

例えば、車の中。

相手が男性か女性かくらいは分かると思いますが、表情や態度を見ることはできません。

そのため、自分に対する行動を”敵意のあるもの”と感じやすいのです。

その典型例として、「あおり運転」があります。

自分の前で走っている車が遅い時、「自分を妨害しているに違いない」という敵意帰属バイアスが作用し、「あおり運転」に発展してしまいます。

「敵意帰属バイアス」は、相手に敵意があると感じる思い込みにすぎません。

ゆっくり走っている車の運転手は、初心者かもしれません。

もしかしたら何らかのトラブルが起きているかもしれません。

決して他の車に迷惑をかけようと思っていないにも関わらず、自分を妨害しているように感じてしまう。

人は相手の表情や態度を見て、その人に敵意があるかどうか判断しますが、車の中では判断材料がありません。

よく車を運転すると態度が変わるという人がいますが、これも「敵意帰属バイアス」を感じやすい車の中だからこそ起きることです。

日常で感じるイライラの原因

相手の表情や態度が見えないため、車の運転は「敵意帰属バイアス」を感じやすいと書きました。

しかし、相手の表情や態度が見えたとしても「敵意帰属バイアス」は感じます。

人は、すべての感情を表情や態度に表しているわけではありません。

例えば、自分が歩いている時に、他人がぶつかってきて、謝らず走り去ってしまったとしましょう。

あらいぐま

通勤途中で急いでいる時に、時々あるな・・・イライラしてしまう。

「ぶつかってきたのに謝罪もないのかよ。わざとぶつかってきたんじゃないか?」と思うかもしれません。

しかし、ぶつかってきた人に悪意があったかどうかなんて判断できません。

もしかしたら、体調が悪くて急いでいたのかもしれません。

大事な用事で頭がいっぱいで、余裕がなかったのかもしれません。

ぶつかった一瞬で相手の事情なんて分かるはずないため、「敵意帰属バイアス」を感じてしまうのです。

ただ、だからといって怒りを感じるなという話ではありません。

「敵意帰属バイアス」により無意味な怒りが増大してしまうことが問題なのです。

この「敵意帰属バイアス」による無意味な怒りの増幅は、意外と日常に多いんです。

・満員電車でぶつかってくる人

・電車で降りる際、入り口付近で立ったまま動こうとしない人

・満員電車内で車両移動する人

・電車で必要以上に足を延ばして座っている人

私が電車通勤なので、電車のことばかりですね。

通勤時は、特に「敵意帰属バイアス」を感じやすいと思います。

だって、みんな余裕ないですから。

相手の表情を見たりする余裕が無いですし、自分にも余裕がありません。

視野が狭くなってしまうため、「敵意帰属バイアス」を感じやすいのだと思います。

「敵意帰属バイアス」と上手く付き合うこと

「敵意帰属バイアス」を感じたとして、どのように対処すれば良いでしょうか。

それは、怒りを感じたときに「敵意帰属バイアス」を思い出し、無意味な怒りを増幅させないことです。

日常生活でイライラを感じたとき、一度立ち止まって「敵意帰属バイアス」かもしれないと客観的に観察することで、怒りの増幅は抑えることができます。

無意味な怒りを感じる必要はありません。

「敵意帰属バイアス」という思い込みが存在することを頭の片隅にでも置いてくれたら、嬉しいです。

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この記事を書いた人

はじめまして。
あらいぐまと申します。
読書とソロキャンプが趣味の28歳の会社員。
ミステリ小説多めです。
読んだ本の感想や考えたことを発信します!

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