【要約・感想】DIE WITH ZERO 経験へ投資していますか?

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こんにちは、あらいぐまです。

今回は、ビル・パーキンスさんの「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」を読みました。

この本、本当に目からウロコが落ちるような内容でした。

一見すると当たり前のことですが、日常では意識しないようなことに気づかせてくれました。

その中で、今後の自分の指針になるような言葉が書かれていました。

それは、「人生で一番大切なのは、思い出を作ることだ」です。

この本を読み進めていくと、この言葉の意味が理解でき、確かにその通りだなと思います。

目次

人生は経験の合計

人生とは、今まで自分が経験した出来事の合計です。

そのため、節約するばかりでなく、経験にお金をかけることが大切です。

さらに、経験にはタイミングがあるため、その機会を逃してしまうと経験の価値が最大化されません。

例えば、登山をやってみたいと思っている人がいるとします。

しかし、道具にお金がかかったり、時間がない等の理由から、登山を先送りにしていました。

定年後60歳でやっと、お金も時間も余裕出来たので、登山を始めようとします。

ですが、年齢や体力のことを考えると、多くの山を登ることができないでしょう。

もし、体力や意欲のある若いうちから、登山をやっていたら、数多くの山を登ることができたかもしれません。

このように経験には、タイミングがあります。

そのタイミングを逃してしまうと、経験できる数が少なくなってしまいます。

高齢になり怪我でもしたら、経験そのものができなくなってしまうかもしれません。

価値のある経験とは、ある程度の費用がつきものです。

節約ばかりしていると、その時にしかできない経験を失ってしまいます。

経験にはタイミングがある。

当たり前のことですが、確かにその通りだなと思いました。

自分の思い出を振り返った時に、印象に残っているのは、一人旅の思い出です。

学生でお金が無かったため、各地のネカフェに泊まりながら旅行しました。

案の定、帰った時に風邪を引いてしまいましたが、良い思い出になりました。

しかしこの経験は、学生だったからできたことであり、今できそうもありません。

記憶の配当

「あの時は、楽しかったな」と経験を思い出して懐かしくなることがあると思います。

これが「記憶の配当」です。

物を買うのとは違い、経験は尽きることのない「記憶の配当」を与えてくれます

この「記憶の配当」により、経験を思い返して追体験することで、様々な感情をよみがえらせることができます。

人がある経験にお金をかける時、その経験自体のお金だけでなく、残りの人生でもたらす喜びも含めてお金を払っているのです。

老後、体を動かすことが困難になった時、価値があるのは思い出です。

経験という投資が早ければ早いほど、記憶の配当は多く手に入ります。

「記憶の配当」という表現が素敵だと思いました。

ある経験をする時に、その経験自体の費用を考えてしまうと、尻込みしてしまうかもしれません。

ですが、残りの人生の配当分も考えると、安い費用かもしれません。

ラテ・ファクター

「経験のため、老後のことを全く考えるな」と言っているわけではありません。

今の生活の質を犠牲にしてまで、老後に備えすぎるのは大きな間違いだ、ということです。

ラテ・ファクターという言葉を知っているでしょうか。

ラテ・ファクターとは、カフェラテのような毎日の小さな出費を抑えることで、他のものにお金をかけることです。

もちろん、毎日コーヒーを買うのが生きがいだという人は、お金をかけて良いです。

自分にとって、価値が重要だと思わないものには、お金をかけてはいけないということです。

この習慣が無ければ、どのくらい節約できるか考えてみてください。

あなたが毎日出費しているそれは、本当に価値があるものでしょうか。

健康に投資する

先ほども、山登りの例で説明したように、年齢が上がるにつれて健康上の制約が大きくなります。

健康でなくなると、お金から大きな経験の力を引き出すことができません。

つまり、健康で体力のあるうちに、経験に対してお金を使った方が良いです。

逆に言えば、健康であれば、年齢が上がっても制約は受けないことになります。

そのため、経験の価値を最大限高めるためにも、若いうちから健康に投資するべきです。

どんな経験にも必ず最後の時がやってきます。

そして、その経験が楽しめなくなる日と人間が死ぬ日は、別です。

おそらく、徐々に経験できなくなることが増えて、いずれ死んでいくでしょう。

少しでも経験が楽しめる日を長くするために、健康に投資することは大切なのです。

終わりに

今回は、ビル・パーキンスさんの「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」を読みました。

経験に対する考え方が、とても参考になりました。

老後や将来のことを考えすぎて、今できる経験を先延ばしにしていたのかもしれません。

バランスよく、今の経験も大事にしていこうと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

あらいぐま

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この記事を書いた人

はじめまして。
あらいぐまと申します。
読書とソロキャンプが趣味の28歳の会社員。
ミステリ小説多めです。
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