こんにちは、あらいぐまです。
今回は、白井智之さんの「エレファントヘッド」を読みました。
SNSで話題になっていたこの本。
昨年度このミスでランクインした「名探偵のいけにえ」の作者の最新作ということで、期待に胸が膨らみます!
読み終えた感想として一言で表すと「よくこんなにもぶっ飛んだ話が思いつくな!!」です。
「絶対に事前情報なしで読んでください」と帯で書かれている通り、事前情報なしの方が絶対楽しめます。
ですので、当たり障りのないことしか書けないのがもどかしい・・・
特殊設定ミステリ・多重解決・・・等々、とにかく物語を構成する要素が多いのが特徴です。
一見、要素が多すぎてめちゃくちゃな物語になりそうですが、伏線回収・論理的な解決をやってのけています。
また、白井智之さんならではのエログロ要素があるため、それらに耐性がない方は読むのを控えた方が良いと思います。
前作の「名探偵のいけにえ」よりもグロテスク描写は増えていると感じました。
中でも、グロテスクで倫理観が欠如した登場人物の衝撃が忘れられません。
「エレファントヘッド」は、読む人を選ぶ小説ではありますが、エログロ要素に耐性があり、特殊設定ミステリを受け入れる方であれば、間違いなく面白い小説です!!
今年の「このミス」に絶対にランクインすると断言できます!
あらすじ
本格ミステリ大賞受賞の鬼才が仕掛ける、空前絶後の推理迷宮。
精神科医の象山は家族を愛している。
だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂から崩壊してしまうことを――。
やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく。
KADOKAWA HP
驚きの連続で進む物語
物語は、序盤から2転3転・・・と驚きの連続で進んでいきます。
起承転結でいうと、転転転転・・・・で進んでいくイメージです。
中でも驚愕だったのが、プロローグのトリックです。
常人では考えられないような悪魔的なトリックに、衝撃を受けました。
「なんてものを思いつくんだ、この作者は・・・」
間違いなく今年読んだ本の中で一番、発想がぶっ飛んでいる小説でした!
ネタバレしないように感想を書くと、これくらいしか書けないですね・・・
とにかく実際に読んで、その衝撃やぶっ飛び感を味わってください!!
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