こんにちは、あらいぐまです。
今回は、「このミステリーがすごい!」にノミネートされた小説のうち、特にオススメな10冊をランキング形式で紹介していきます!
ミステリー小説読みたいけど、何から読めばいいのか分からない・・・
「このミステリーがすごい!」にノミネートされてる小説なら、間違いなくオススメだよ!
それでも多くて分からない・・・
特にオススメの本を10冊厳選したから、紹介するね!
\☆こちらもオススメ☆/
「このミス」と「このミス大賞」の違い
「このミステリーがすごい!」(通称「このミス」)には、それと似た名前の賞があります。
「このミステリーがすごい!」:1988年~国内外のミステリー小説のベスト10が毎年選ばれる。
「このミステリーがすごい!大賞」:2002年~新人作家の発掘を目的に創設。
めちゃくちゃ紛らわしい!!
2つの違いが分からず、何度も間違えました・・・
今回私が紹介するのは、上の「このミステリーがすごい!」です。
「このミス」ノミネート作品ランキング10選
それでは、「このミス」にノミネートされた小説を厳選して10冊紹介していきます。
私が特にオススメする10冊を選びましたので、参考にしていただけたら嬉しいです!
正直、ノミネートされた小説はどれも外れがなく、間違いありません。
1位:『容疑者Xの献身』/東野 圭吾
「このミス」2006年版で1位を獲得!
運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。 東野圭吾作品読者人気ランキング第1位。累計220万部突破、直木賞受賞の大ベストセラー。 天才数学者でありながら不遇な日々を送っていた高校教師の石神は、一人娘の美里と暮らす隣人の花岡靖子に秘かな想いを寄せていた。 ある日、靖子の前夫・富樫が母娘の居場所を突き止めて訪ねてきた。金を無心し、暴力をふるう富樫を、靖子と美里は殺してしまう。 呆然とする二人を救うために、石神は完全犯罪を企てる。 だが皮肉にも、石神と帝都大学の同期であり、親友である物理学者の湯川学がその謎に挑むことになる。 ガリレオシリーズ初の長編。
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切なすぎるミステリー小説。
石神の人生をかけた「献身」とは?
ミステリー小説を語るうえで絶対に外すことはできない1冊です。
心情描写・トリックどれを取っても最高傑作のミステリー小説。
ミステリーを読みたいのなら、まずは読むべき1冊!
石上は、今まで読んだミステリー小説の中で1番切ない殺人者です・・・
2位:『medium 霊媒探偵城塚翡翠』/相沢 沙呼
「このミス」2020年版で1位を獲得!
死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。だがその魔手は彼女へと迫り――。ミステリランキング5冠、最驚かつ最叫の傑作!
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今までで読んだ中で、1番の「どんでん返し」ミステリー小説は何か?
私は、『medium 霊媒探偵城塚翡翠』と答えます!
ラストの衝撃は今でも忘れません・・・
「このミス」を含めた2020年のミステリ―ランキングで5冠に輝く衝撃作です。
絶対に騙されます・・・
3位:『かがみの孤城』/辻村 深月
「このミス」2018年版で8位を獲得!
あなたを、助けたい。
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
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なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。
今まで読んだ小説で1番泣いた小説です。
「学校」という狭く排他的な空間で、懸命に闘う中学生の物語。
殺人事件が起きて推理するといったミステリーではなく、ファンタジーを含んだミステリー小説。
7人の中学生が「城」に集められた理由は?
そもそも「城」は何のためにあるのか?
そこには、衝撃的な真実が待ち受けています!
今までの伏線が綺麗に回収されていき、圧倒されました・・・
後半、泣きっぱなしでした・・・
\詳しい感想はこちら/
4位:『新世界より』/貴志 祐介
「このミス」2009年版で5位を獲得!
1000年後の日本。豊かな自然に抱かれた集落、神栖(かみす)66町には純粋無垢な子どもたちの歓声が響く。周囲を注連縄(しめなわ)で囲まれたこの町には、外から穢れが侵入することはない。「神の力(念動力)」を得るに至った人類が手にした平和。念動力(サイコキネシス)の技を磨く子どもたちは野心と希望に燃えていた……隠された先史文明の一端を知るまでは。
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人間の「悪意」を思う存分味わえる傑作。
舞台は1000年後の日本。超能力を当たり前に使える世界。
ミステリー・ホラー・SFが詰まった小説です。
文庫で3巻と長いですが、先が気になり一気に読むことができます!
特にラストの真相を知った時、しばらく放心状態になりました。
SF苦手だからと言って読まないのは、もったいない!!
\詳しい感想はこちら/
5位:『葉桜の季節に君を想うということ』/歌野 晶午
「このミス」2004年版で1位を獲得!
究極の驚愕、ミステリーの奇蹟がここにある
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素人探偵のもとに持ち込まれた霊感商法事件の意外な顛末、そして…。あなたは最後の一文まで、ただひたすら驚き続けることになる。
「何でもやってやろう屋」を自称する元私立探偵・成瀬将虎は、同じフィットネスクラブに通う愛子から悪質な霊感商法の調査を依頼された。そんな折、自殺を図ろうとしているところを救った麻宮さくらと運命の出会いを果たして——。あらゆるミステリーの賞を総なめにした本作は、必ず二度、三度と読みたくなる究極の徹夜本。
きっと読者は先入観で騙される。
『葉桜の季節に君を想うということ』では、読者の先入観を利用した仕掛けがあります。
今まで想像していた世界が、全てひっくり返る感覚を味わうことができます!
読後感はよく、最後は「私も頑張ろう」と前向きになれる小説です。
ラストの衝撃が凄すぎる・・・
\詳しい感想はこちら/
6位:『折れた竜骨』/米澤 穂信
「このミス」2012年版で2位を獲得!
ロンドンから出帆し、波高き北海を三日も進んだあたりに浮かぶソロン諸島。その領主を父に持つアミーナはある日、放浪の旅を続ける騎士ファルク・フィッツジョンと、その従士の少年ニコラに出会う。ファルクはアミーナの父ローレントに、御身は恐るべき魔術の使い手である暗殺騎士に命を狙われている、と告げた……。いずれ劣らぬ怪しげな傭兵たちが顔を揃える中、殺人劇の幕が上がる。いま最も注目を集める俊英が渾身の力で放ち絶賛を浴びた、魔術と剣と謎解きの巨編。第64回日本推理作家協会賞受賞ほか、各種年末ミステリ・ランキングで上位を総なめにした、俊英渾身の本格推理巨編。
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ミステリー×ファンタジーの衝撃作!
魔法が当たり前に存在している世界で起きた殺人事件を推理していきます。
魔法と推理小説が面白く混ざり合うのか??
私も最初は、半信半疑でした・・・
しかし、魔法に制限があることで、推理小説として成り立っているんです!!
推理小説としても斬新で面白いのですが、事件の真相が衝撃的でした。
悲しい結末すぎます・・・
7位:『模倣犯』/宮部 みゆき
「このミス」2002年版で1位を獲得!
墨田区・大川公園で若い女性の右腕とハンドバッグが発見された。やがてバッグの持主は、三ヵ月前に失踪した古川鞠子と判明するが、「犯人」は「右腕は鞠子のものじゃない」という電話をテレビ局にかけたうえ、鞠子の祖父・有馬義男にも接触をはかった。ほどなく鞠子は白骨死体となって見つかった――。未曾有の連続誘拐殺人事件を重層的に描いた現代ミステリの金字塔、いよいよ開幕!
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文庫で5巻、総ページ数は約2,500ページ!
「長っ!!」と思いますよね。私も思いました。
ですが、いざ読んでみると読む手が止まらず、全然気になりませんでした。
2,500ページの長さなんて気にならないほど、物語に没頭してしまいました。
登場人物たちの深堀された人物像と丁寧な心理描写。
このおかげで、読者は重厚な『模倣犯』の世界観へ没頭できます。
2,500ページにおよぶ濃密な読書体験を味わってください!!
読み終えた後は、長い旅行から帰ってきた気分になるはずです。
\詳しい感想はこちら/
8位:『六人の嘘つきな大学生』/浅倉 秋成
「このミス」2022年版で8位を獲得!
成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
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「良い人」・「悪い人」の判断は難しい。
人は、自分が知っている一面だけを見て、人の善悪を判断しています。
『六人の嘘つきな大学生』は、その危うさについて投げかけてきます。
物語の後半、読者が感じていた「人の善悪」はひっくり返されます。
読んでいる読者にもダメージが残る「どんでん返し」です・・・
\詳しい感想はこちら/
9位:『王とサーカス』/米澤 穂信
「このミス」2016年版で1位を獲得!
新聞社を辞めたばかりの太刀洗万智は、編集者から海外旅行特集の協力を頼まれ、事前調査のためネパールに向かう。現地で知り合った少年にガイドを頼み、穏やかな時間を送ろうとしていた太刀洗だったが、王宮では国王をはじめとする王族殺害事件が勃発。太刀洗は早速取材を開始したが、そんな彼女を嘲笑うかのように、彼女の前にはひとつの死体が転がり……。
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遠くで起きた惨劇を娯楽として見ていないでしょうか。
そんな報道の意味を問うミステリー小説です。
中でも印象に残った言葉があります。
自分に降りかかってくることのない惨劇は、この上もなく刺激的な娯楽だ。
意表を衝くようなものであれば、なお申し分ない。
恐ろしい映像を見たり、記事を読んだりした者は言うだろう。考えさせられた、と。
そういう娯楽なのだ。
米澤穂信「王とサーカス」p199
新聞記者である太刀洗が出した「報道の意味」とは?
報道により娯楽として消費される惨劇・・・
ネパールで実際に起きた王族殺人事件がモデルになっています。
\詳しい感想はこちら/
10位:『方舟』/夕木 春央
「このミス」2023年版で4位を獲得!
9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か?
大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。
そんな矢先に殺人が起こった。
だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。
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誰か1人を見殺しにしないと、他の8人は助からない。
そんな中、発生した殺人事件。
生贄には、犯人がなるべきだ。
そして犯人を見つけるべく、推理が始まっていく・・・
ラストの衝撃的などんでん返しを味わってください!
読み終えた後は、しばらく放心状態でした・・・
\詳しい感想はこちら/
読書の幅を広げたい人にオススメ!
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