こんにちは、あらいぐまです。
今回は本の紹介ではなく、2022年本屋大賞の個人的ランキングを5位まで発表したいと思います!
ノミネート10作品を全て読みましたが、どの小説も面白かったです。
本屋大賞にノミネートされている時点で、面白いのは間違いないです!!
・「赤と青とエスキース」青山美智子
・「硝子の塔の殺人」知念実希人
・「黒牢城」米澤穂信
・「残月記」小田雅久仁
・「スモールワールズ」一穂ミチ
・「正欲」朝井リョウ
・「同志少女よ、敵を撃て」逢坂冬馬
・「星を掬う」町田そのこ
・「夜が明ける」西加奈子
・「六人の嘘つきな大学生」浅倉秋成
この10作品の中で、個人的に推したい小説を5位まで選びました。
それがこちらです!
ミステリー小説が好きなので、ミステリーに偏ってしまいました。
5位まで絞るのに本当に悩みました・・・
ダメージを食らった「正欲」や貧困という問題を見せられた「夜が明ける」など・・・
考えに考えた末、この5つの小説に決めました。
この5つの小説は、心の底から読んで良かったと思える小説であり、推せる本です!!
1位 硝子の塔の殺人 知念実希人
個人的にぶっちぎりの1位でした。
読んだのは昨年ですが、今でも読み終えた後の衝撃を覚えています。
有名なミステリー小説(Yの悲劇・十角館の殺人・占星術殺人事件)が登場し、ミステリー小説好きにはたまらない小説だと思います。
綾辻行人さんの「館シリーズ」をオマージュした本格ミステリー小説です!!
2位 六人の嘘つきな大学生 浅倉秋成
大学生と聞くと、なんだか軽い話なのかなと勝手に思ってしまいました。
全然そんなことはなく、伏線の多さとどんでん返しに驚愕します。
何より胸に刺さったのが「人の一面だけを見ただけで、その人柄は判断できないこと」です。
自分が普段接している人たちが、裏で何をしているのかは分かりません。
それでも自分が見える範囲でその人を信じること。
そんなメッセージが胸に刺さりました。
3位 赤と青とエスキース 青山美智子
青山美智子さんといえば、昨年の本屋大賞で「お探し物は図書室まで」が2位となりました。
昨年に続き本屋大賞にノミネートされています。
青山さんの小説は、素敵な言葉で溢れています。
「赤と青とエスキース」でも心に刺さった言葉がありました。
「まあでも、誰でも玉手箱を持っているものなんじゃない?ただ、玉手箱を開けたらあっという間に老人になるっていうのは違うと思うの。そうじゃなくて、箱を開いて過去をしみじみ懐かしんでいるときに、自分が年を取ったことを知るのよ、きっと」
「そのときに年を重ねた自分のことを悲しく思わないで、誇りを持てるように私はなりたいの。あの頃はよかったなあって嘆くんじゃなくて、箱の中にいる若い私にちゃんと胸が張れるように」
「赤と青とエスキース」 青山美智子 株式会社PHP研究所 p39-40
玉手箱っていう表現が素敵ですよね。
心に刺さる言葉がきっと見つかると思います!
4位 黒牢城 米澤穂信
・第166回直木賞 受賞
・このミステリーがすごい! 1位
・2022年本格ミステリ・ベスト10 1位 などなど
数々の賞を受賞した小説が、本屋大賞にもノミネートされました。
「黒牢城」は歴史小説なのですが、歴史小説が苦手な私は読まず嫌いしていました。
しかし、この本を読んで私の新しい扉が開きました。
戦国時代×ミステリーがめちゃくちゃ面白いんです!
歴史に詳しくなくても楽しめる小説ですが、知ってたらもっと楽しめたと思います。
5位 同志少女よ、敵を撃て
第二次世界大戦中のソ連を描いた小説です。
女性狙撃兵となった主人公のセラフィマが、戦争でどのように生き抜くのか。
まるで自分もセラフィマと一緒に戦場にいるかのようで、読んでいる手が止まらなかったです。
本のタイトルにある「敵」の意味を知った時、驚愕すること間違いないです。
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