【予想と結果】このミステリーがすごい!2024年版 国内小説ランキング予想と結果

このミステリーがすごい 予想
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こんにちは、あらいぐまです。

「このミステリーがすごい!2024年版」が12/5(火)に発売されますね!

今年は、どのミステリー小説がランキングされるのか待ち遠しいです。

→すでに発表されましたので、個人的ランキングと結果をお伝えします!

今回は勝手ながら、個人的な予想をしてみました!!

どれも面白い小説ばかりで、順位をつけるのが難しかったです・・・

目次

このミステリーがすごい!2024年版 結果

このミス  2024年 結果

1位:「可燃物」米澤 穂信

2位:「鵺の礎」京極 夏彦

3位:「あなたが誰かを殺した」東野 圭吾

4位:「エレファントヘッド」白井 智之

5位:「アリアドネの声」井上 真偽

6位:「木挽町のあだ討ち」永井 紗耶子

7位:「君のクイズ」小川 哲

8位「世界で一番透きとおった物語」杉井 光

9位「鈍色幻視行」恩田 陸

10位「ちぎれた鎖と光の切れ端」荒木 あかね

あらいぐま

米澤穂信さん、凄いですね!

2022年に「国牢城」で1位を獲得したばかりなのに・・・

このミステリーがすごい!2024年版 個人的予想!

このミス 2024 予想

「このミステリーがすごい!2024年版」国内編の個人的ランキングを発表していきます。

対象の小説は、2022年11月~2023年10月に発売されたミステリー小説です。

あらいぐま

どれも自信をもってオススメできるミステリー小説です!

1位:『ちぎれた鎖と光の切れ端』/ 荒木 あかね

「私たちが絆を断った日、島は赤く染まった。」

復讐を誓う男がたどり着いた熊本県の孤島(クローズドアイランド)で目にしたのは、仇(かたき)の死体だった。
さらに第二、第三の殺人が起き、「第一発見者」が決まって襲われる――。

2020年8月4日。島原湾に浮かぶ孤島、徒島(あだしま)にある海上コテージに集まった8人の男女。その一人、樋藤清嗣(ひとうきよつぐ)は自分以外の客を全員殺すつもりでいた。先輩の無念を晴らすため--。しかし、計画を実行する間際になってその殺意は鈍り始める。「本当にこいつらは殺されるほどひどいやつらなのか?」樋藤が逡巡していると滞在初日の夜、参加者の一人が舌を切り取られた死体となって発見された。樋藤が衝撃を受けていると、たてつづけに第二第三の殺人が起きてしまう。しかも、殺されるのは決まって、「前の殺人の第一発見者」で「舌を切り取られ」ていた。

そして、この惨劇は「もう一つの事件」の序章に過ぎなかった――。

講談社BOOK倶楽部 HP

個人的に今年一番面白かったミステリー小説。

最大の魅力は、2部構成になっていること!

1部では孤島を舞台に連続殺人事件が発生。

クローズドサークルの本格ミステリを味わうことができます。

2部では、一見無関係に思える物語が続きます。

しかし、徐々に1部の物語とつながっていき、1部の連続殺人事件の真相が明らかになります。

1冊で2冊分楽しめる重厚感あふれるミステリ小説です!

あらいぐま

復讐・正義について考えさせられます・・・

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2位:『エレファントヘッド』/ 白井 智之

本格ミステリ大賞受賞の鬼才が仕掛ける、空前絶後の推理迷宮。

精神科医の象山は家族を愛している。

だが彼は知っていた。どんなに幸せな家族も、たった一つの小さな亀裂から崩壊してしまうことを――。

やがて謎の薬を手に入れたことで、彼は人知を超えた殺人事件に巻き込まれていく。

KADOKAWA HP

今年NO.1の衝撃作!!

とにかく作者の発想がすごい。

常人では考えられないようなトリックを目の当たりにします・・・

ぶっとんでる設定なのに、鮮やかな伏線回収と論理的説明。

白井智之さんならではのエログロ要素があるため、それらに耐性がない方は読むのを控えた方が良いと思います。

前作の「名探偵のいけにえ」よりもグロテスク描写は増えていると感じました。

中でも、グロテスクで倫理観が欠如した登場人物の衝撃が忘れられません。

あらいぐま

最後に説明されるトリックが、ただただ衝撃的でした・・・

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3位:『あなたが誰かを殺した』/ 東野 圭吾

閑静な別荘地で起きた連続殺人事件。
愛する家族が奪われたのは偶然か、必然か。
残された人々は真相を知るため「検証会」に集う。
そこに現れたのは、長期休暇中の刑事・加賀恭一郎。
――私たちを待ち受けていたのは、想像もしない運命だった。

講談社BOOK倶楽部HP

「加賀恭一郎シリーズ」最新作!

今回の舞台は、ある別荘地。

そこで起きた凄惨な連続殺人事件。

被害者遺族の事件検証会に参加した加賀は、驚くべき真実にたどりつく・・・

加賀恭一郎シリーズの魅力は、やはり加賀にあると思います。

事件に関わった人々の心に寄り添うことができる刑事である加賀。

人情味あふれるからこそ、読者も感情移入しやすいのだと思います。

物語のラスト、加賀はある衝撃的な真相を打ち明ける。

読者は2度衝撃を受けることになります!

あらいぐま

時間も忘れて没頭してました・・・

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4位:『十戒』/ 夕木 春央

殺人犯を見つけてはならない。

それが、わたしたちに課された戒律だった。

浪人中の里英は、父と共に、伯父が所有していた枝内島を訪れた。
島内にリゾート施設を開業するため集まった9人の関係者たち。
島の視察を終えた翌朝、不動産会社の社員が殺され、そして、十の戒律が書かれた紙片が落ちていた。


“この島にいる間、殺人犯が誰か知ろうとしてはならない。守られなかった場合、島内の爆弾の起爆装置が作動し、全員の命が失われる”。
犯人が下す神罰を恐れながら、「十戒」に従う3日間が始まったーー。

講談社BOOK倶楽部HP

「殺人犯を探してはいけない」という条件下で起きる連続殺人事件。

前作の「方舟」が衝撃的でしたが、今回の「十戒」も負けず劣らず衝撃でした・・・

物語のラスト、ある事実が明かされることで背筋が凍ります

あらいぐま

ラストがすごいんだろうな・・・

と身構えて読み進めていましたが、ラストの衝撃は予想できなかったです・・・

犯人の正体が明かされたとき、怖すぎました。

「方舟」を読んで衝撃を受けた方、必ずもう一度衝撃を受けます

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5位:『鵼の碑』/ 京極 夏彦

百鬼夜行シリーズ17年ぶりの新作長編がついに!

殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。
消えた三つの他殺体を追う刑事。
妖光に翻弄される学僧。
失踪者を追い求める探偵。
死者の声を聞くために訪れた女。
そして見え隠れする公安の影。

発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、
縺れ合いキメラの如き様相を示す「化け物の幽霊」を祓えるか。

講談社BOOK倶楽部HP

京極夏彦さんの「百鬼夜行シリーズ」17年ぶりの新作!!

鈍器のような重さ、膨大な活字量に圧倒。

ただ、読み始めると京極ワールドに誘われ、どんどん読み進めることができます。

重厚な物語を味わってください

あらいぐま

膨大なページ数があるため、物語の世界にどっぷり浸かれます!

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6位:『鏡の国』/ 岡崎 琢磨

大御所ミステリー作家・室見響子の遺稿が見つかった。

それは彼女が小説家になる前に書いた『鏡の国』という私小説を、死の直前に手直ししたものだった。

「室見響子、最後の本」として出版の準備が進んでいたところ、担当編集者が著作権継承者である響子の姪に、突然こう告げる。

「『鏡の国』には、削除されたエピソードがあると思います」――。

 削除されたパートは実在するのか、だとしたらなぜ響子はそのシーンを「削除」したのか、そもそも彼女は何のためにこの原稿を書いたのか……

その答えが明かされた時、驚愕の真実が浮かび上がる。

PHP研究所 HP

「装丁すら伏線」の衝撃的なミステリー小説。

作中作(小説の中に「小説」が出てくる物語)の形式を取っている「鏡の国」。

ある事実が明かされることで、その物語が反転します

何といっても、そのネタバレは本の装丁にも隠されています。

あらいぐま

本の装丁すら伏線に使うなんて、発想が面白い!

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7位:『可燃物』/ 米澤 穂信

余計なことは喋らない。上司から疎まれる。部下にもよい上司とは思われていない。しかし、捜査能力は卓越している。葛警部だけに見えている世界がある。
群馬県警を舞台にした新たなミステリーシリーズ始動。

群馬県警利根警察署に入った遭難の一報。現場となったスキー場に捜査員が赴くと、そこには頸動脈を刺され失血死した男性の遺体があった。犯人は一緒に遭難していた男とほぼ特定できるが、凶器が見つからない。その場所は崖の下で、しかも二人の回りの雪は踏み荒らされていず、凶器を処分することは不可能だった。犯人は何を使って〝刺殺〟したのか?(「崖の下」)

榛名山麓の〈きすげ回廊〉で右上腕が発見されたことを皮切りに明らかになったばらばら遺体遺棄事件。単に遺体を隠すためなら、遊歩道から見える位置に右上腕を捨てるはずはない。なぜ、犯人は死体を切り刻んだのか? (「命の恩」)

太田市の住宅街で連続放火事件が発生した。県警葛班が捜査に当てられるが、容疑者を絞り込めないうちに、犯行がぴたりと止まってしまう。犯行の動機は何か? なぜ放火は止まったのか? 犯人の姿が像を結ばず捜査は行き詰まるかに見えたが……(「可燃物」)

連続放火事件の“見えざる共通項”を探り出す表題作を始め、葛警部の鮮やかな推理が光る5編。

AMAZON.co.jp

作者の米澤穂信さんと言えば、「黒牢城」で直木賞・このミス!2022年版1位を獲得しています。

そんな米澤穂信さんが書く刑事ミステリー。

推理できそうなのに、最後に1本取られてしまう・・・

「可燃物」最大の魅力がそこにあります。

あらいぐま

あとちょっとで分かりそうなのに分からない・・・モヤモヤする!

あなたは5つの事件の真相を推理できるでしょうか?

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8位:『世界でいちばん透きとおった物語』/ 杉井 光

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。

宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。

それが僕だ。

「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いていたらしい。

何か知らないか」宮内の長男からの連絡をきっかけに始まった遺稿探し。

編集者の霧子さんの助言をもとに調べるのだが――。

予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。

新潮社

今年一番、タイトル回収が鮮やかだったミステリー!!

最初は、タイトルの意味が分かりませんでした。

あらいぐま

透きとおった物語って何?

透明感あふれるストーリーってこと?

謎のまま読み進めていくと、ラストの解決編でタイトルの本当の意味を知ることになります

あらいぐま

これは、透きとおった物語だ!!

「透きとおった物語」とは何なのか、その衝撃を味わってください!

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9位:『アリアドネの声』/ 井上 真偽

救えるはずの事故で兄を亡くした青年・ハルオは、贖罪の気持ちから救助災害ドローンを製作するベンチャー企業に就職する。

業務の一環で訪れた、障がい者支援都市「WANOKUNI」で、巨大地震に遭遇。

ほとんどの人間が避難する中、一人の女性が地下の危険地帯に取り残されてしまう。

それは「見えない、聞こえない、話せない」という三つの障がいを抱え、街のアイドル(象徴)して活動する中川博美だった――。

崩落と浸水で救助隊の侵入は不可能。

およそ6時間後には安全地帯への経路も断たれてしまう。

ハルオは一台のドローンを使って、目も耳も利かない中川をシェルターへ誘導するという前代未聞のミッションに挑む。

幻冬舎plus

「見えない・聞こえない・話せない」要救助者を地下からどうやって救出するのか?

ハラハラ・ドキドキする展開で、一気読みしてしまいました!

そして、ラストに登場する「ある1文」で衝撃を受けます

今まで疑問に思っていたことが、「1文」で全て解決される爽快感を味わってください。

あらいぐま

鮮やかな伏線回収でした!!

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10位:『君のクイズ』/ 小川 哲

生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。

いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり――。

読めば、クイズプレーヤーの思考と世界がまるごと体験できる。

人生のある瞬間が鮮やかによみがえる。

そして読後、あなたの「知る」は更新される! 

「不可能犯罪」を解く一気読み必至の卓抜したミステリーにして、エモーショナルなのに知的興奮に満ちた超エンターテインメント!

朝日新聞出版HP

競技クイズの大会で、問題文が読まれる前に正解を答えた本庄。

彼はなぜ問題文が読まれる前に正解できたのか?

競技クイズという奥深い世界に触れながら、謎に迫っていく物語。

「競技クイズ」のことは全然知識がなかったのですが、その奥深さに驚愕。

これから高校生クイズとかクイズ番組を見る目が変わりそうです。

あらいぐま

知ってましたか?問題文の中にある「確定ポイント」。

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あらいぐま

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あらいぐま

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この記事を書いた人

はじめまして。
あらいぐまと申します。
読書とソロキャンプが趣味の28歳の会社員。
ミステリ小説多めです。
読んだ本の感想や考えたことを発信します!

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